ライカ用スクリューマウントレンズをM8で使うために
RAYQUALの L-M リングを新調した。このリングの特徴は、M8の6ビットセンサーに当たる面に0.1mmの段差を付け面を一段落とすことで、6ビットコードを描いた際に出来た塗面の厚みがマウントとの干渉で剥がれないよう対応していること。また、真鍮に黒のテフロンコーティングを施すことで、内部反射を抑え、黒のコードマーク作業を省くことが出来る。しかし、M8の6ビットコードに対応していると言っても6つの楕円形が彫り込まれているわけではないので、6ビットの位置決めは自分でしなければならない。もちろん、6ビットコードを施さなくても通常のL-Mリングとして問題なく使用出来る。
写真下)右に見えるのは、コード 011000(Elmarit-M 21mm f/2.8 ASPH.用)L-M リングは28-90mm用です。レンズ認識にはMマウントのブライトフレーム選択爪も利用されているので、6ビットコードと合わせてM8に認識させる(騙す?)必要がある。
UV/IR カットフィルターを使用する場合、シアンフレアを防ぐために6ビットコード対策は必須。また、6ビットコードのみONの設定でも周辺光量落ち対策がなされているようだ。広角レンズでわざと周辺を落として個性的な演出をする場合はUV/IR カットフィルターも6ビットコードも使わない方が結果が良いかもしれない。(その場合、赤外線被りは無視。または、モノクロームでしょうか?)
ん?。広角レンズに、わざと望遠レンズ用の6ビットコードを認識させるとどうなるの ...かな?