+ 側光は絵になる
僕のようなお散歩写真では、スタジオ撮影のように照明や背景を用意することは出来ません(というか、しない方が良い)が、ただ街を歩いているだけでも時々びっくりするような綺麗な光(陰影)に遭遇することがありますよね。
そんな時には、たとえそこにあるのがガラクタであろうとドキドキしながらシャッターを圧すことが出来ます。
本当はそこにフォトジェニックなモデルが居てくれればなお良いのですが、そんな幸運に巡り会えることはめったにありません。
きっと、カルティエ=ブレッソンは鼻を利かせてそんなチャンスを探り当てることが出来たんでしょうね...
隙間から闇に差し込む光はスポットライトのような効果を生み出し、窓から差し込む側光は立体感や質感を際立たせます。
直射日光が作るはっきりした影は輪郭を強調し、曇天の光は優しいシルエットを見せてくれます。
偶然にも自然光がそれを演出してくれるってスゴイことです。
ならば、そんなチャンスを逃さないように、僕はいつでも目を光らせていよう。