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  I live on the 8th floor... ライカM8で観た景色 by andoodesign

+ やっぱり理想はフルサイズなのか...

写真は僕の性格上、しばらくノクティルックスが続くと思われます...。
やっぱり理想はフルサイズなのか..._e0135059_2054246.jpg
「ホース」

ホロゴン16mmF8とM8の組合せでも感じましたが、35mmフルサイズ用に生産されたレンズはM8で使うことは出来ても、画面の中央をトリミングしたように周囲の味が削ぎ取られてしまいます。
このことはノクティルックスの場合も同じことを感じました。
前向きに考えれば、レンズの性能が良いエリアを有効に活用していることになるんですが、周辺減光等の味(?)を好む場合、個性的な部分を捨ててしまうことになるわけです。

先日、「感染ルンです。。。」の銀治さんが「APS-Cとフルサイズの計算上等価ボケ量の実験」と題してボケの深度とフィルムサイズ(CCDサイズ)の違いを検証していました。
興味深かったのはCCDサイズがフィルムサイズより小さいと、フルサイズ比からの換算ボケ量は開放値が大きく(暗く)なることと等しくなるという事実でした。
例えば、フルサイズと開放値F0.95のレンズで撮影した場合と比較すると、M8ではおおよそF1.2でのボケ量に匹敵するという具合です。
要は絞り一段分絞った計算になり、極浅の被写界深度が若干ですが深くなるわけです。

M8はM8なんだから、と考えれば何と言うことはないんですが...。
せっかく大口径レンズ、F0.95やF1.0の威力を発揮させたいと思うのが人情というもの。
でも、M8.2もフルサイズ化は無かったことを考えると、デジタルM型ライカのフルサイズ化には相当なハードルがあるのでしょう...。
仮にM9のフルサイズ化が計画されるとしても誕生はまだ先のことでしょうから、本来の大口径レンズの開放値を活かすにはは35mmフィルム(フルサイズ24mmx36mm)での撮影が現実的なようです。

ただ、ここはM8にこだわりたい...。
とすると、さらに大口径のレンズを導入してM8で本来のF0.95を実現するのも面白いかもしれません...。
だって、世の中には一絞り分明るいF0.75のレンズが存在するんですから...。(妄想)
by andoodesign | 2008-11-06 00:18 | 写真