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  I live on the 8th floor... ライカM8で観た景色 by andoodesign

+ M8専用大口径レンズ、その標準は...

んー。
M8専用大口径レンズ、その標準は..._e0135059_16473475.jpg
「ゲート」

やっぱりM8には クセノン 50mm F0.95 が合うかな...。

もちろん、キャノンも八雲も気に入ってます。
ボケ具合など三者三様なので、うまく活用出来れば何れも良いパートナーになってくれると思います。

なのにM8とクセノンの相性が良いと思う理由は...、なに?

適度に周辺光量が落ち、画面中央から周囲に向けて画質が落ちて行く感じ(ビネッティングと呼ばれてる?)が叙情的な写真を作ってくれるから...かな?

クセノンのイメージサークルは実測で約35mmだそうです。
35mmフィルム(フルサイズは24mm×36mm、対角長約43mm)で撮影すると、左右は完全に円弧状の影に覆われます。
(それはそれで面白いとは思いますが、一般的には受け入れられないサイズです。)
その点、M8のCCD(18mm×27mm APS-H相当サイズ、対角長約32mm)ならイメージサークルは足りている計算になります。

なのに、実際は四隅が影になります。
考えられる原因は2つ。
1)CCD四隅への入射角度が影響している。
2)レンズ後玉からの光をマウントパーツが遮っている。
ですが、完全に影になってしまうことは無く、減光しながらも像は写っています。
ある意味、適度な周辺減光が写真に印象的な絵づくりをプラスしてくれます。
(そういう効果が要らない場合は八雲の出番なんでしょうね...。)

因に、キャノン50mmF0.95はTV仕様ですが、基本設計はキャノン7用に市販された物と同じようで、イメージサークルは43mmあるようです。
(実際は四隅が若干暗くなります...が、ノクティルックス50mmF1.0も周辺は暗くなりますよね?)
そして、Yakumo(八雲)50mmF0.95は1インチCCTV用ですが、イメージサークルは約38mmあり、M8ならCCDの四隅まできちんと光が届きます。

M8で使ってる分には大きな影響は無いけど、実際はイメージサークル径の違いの方がボケ味云々より絵づくりに影響しているんですよね。
結局のところ、どれもが改造レンズなので、標準もなにも無いのですが...

この辺も時期を見て実機検証してみたいと思います。

それにしてもクセノン、久しぶりに持ち出すと改めて重い(約800g)ことに気付く。
逆に言うと、八雲レンズ(約420g)がいかに軽量か再認識させられます。
by andoodesign | 2008-10-29 18:30 | 写真