I live on the 8th floor... ライカM8で観た景色 by andoodesign

+ 意外に人気...

賛否両論のグルグルボケです。
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「膨張」
Leica M8 + Schneider Kreuznach Xenon 50mm F0.95

例によってF0.95での撮影では、今日の写真のように点在する花や植物の葉、砂利、点光源等、粒形状が連続した面を背景としてピンボケさせると、グルグル現象が起こります。
グルグルの激しさは画面中央からの距離に比例していて、画面の端に近づく程、ボケの形状が渦を巻く様に流れて写ります。
この現象は、大口径レンズでよく見られますが、収差を抑えた最新の非球面レンズでは殆ど見られない現象です。
その為、絵づくりとしての効果を狙ってか、オールドレンズの証として(?)か、このグルグル現象を好む人が意外に多く、キノプラズマート50mmF1.5などの代表的なグルグルレンズは大変に珍重され人気があるようです。
僕が所有している他のレンズ(球面ズミルックス35mm、キャノン50mmF0.95)も同じ様な条件でグルグルします。
ノクチルックスも、時々グルグルの作例を見る事があります。

最近、flickr にも投稿していますが、世界にも道具好きは大勢いて、レンズに関してや、グルグルの作例に反応が多いのは興味深い事実です。
グルグル現象は、レンズ(特に大口径レンズ)の非点収差が大きな要因ですが、撮る状況を選ぶことで、ある程度はコントロール可能です。逆に、意図的にグルグルさせようと思えば簡単に出来ますので、要は絵づくりに活かせれば良いんですよね。

で、このクセノン50mmF0.95でのグルグル現象の特徴としては、やはり外周エリアでは激しく流れる反面、中央部分の収差はとても良く抑えられていて、グルグル現象は中央エリアで急激に和らいでいます。
今日の写真も、中央付近のボケの輪郭はとてもソフトです。(キャノン0.95のボケと明らかに違います。)
本来の用途は16mmフィルム用のCマウントレンズでしたので、マウント直径約25mmの内側に重点を置いていたことが想像出来ます。
個体差もあると思いますが、そんな素性を理解して使いこなせると楽しそうですね。

flickr
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by andoodesign | 2008-09-06 18:49 | 写真