+ 2本の SUMMILUX 75mm F1.4
左から第1世代(No. 315xxxx)、第2世代(No. 325xxxx)
1980年に発表された第1世代初期はフィルター径E58だったようですが、ここにある個体はE60です。
1世代目は合わせても2年間しか生産されなかったので、数はとても少ないようです。
ズミルックス75mmシリーズとしては1982年に2世代目にモデチェンジしていますが、こちらも既に生産終了しています。
どうもノクティルックスと硝材が同じだったようですので、コスト的に割が合わなかったんでしょうね...、それ以降は生産されていません。
75mm F1.4 兄弟であるこの2本の違いは、まず外観のデザイン。
第1世代は外付けフード(12539/第2世代ノクティルックスE60と同じ)なのに対し、第2世代はフード組込み。
機能的には最短撮影距離が90cmから75cm(指標は80cmまで)に変更されています。
理屈としては第2世代の75cmの方がより薄いピントを楽しめますが、レンジファインダーで被写界深度0.84cm(理論値)は正確なピントを決めるのはかなりキビシイです...。実際。
例えばポートレートなら顔の起伏にボケを作れるスペックですが...、実用的かどうかは?ですね。
で、せっかくなので M8 で描写比較をしてみました。(あぁ〜っ、引かないで〜...、下さい。)
LEICA M8 + ISO160 + F1.4 + 1/125s + UV/IR Filter
LEICA M8 + ISO160 + F1.4 + 1/125s + UV/IR Filter
双方90cm程の近距離ですが、M8でモニタ確認しながらでもまだ若干ズレてます...。
M6でこの比較は無意味だと思いますので、フルサイズでの確認はしません。
次回に続く...