I live on the 8th floor... ライカM8で観た景色 by andoodesign

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+ 2本の SUMMILUX 75mm F1.4 その2

歴代の50mmズミルックスの描写比較でライカレンズの安定感を再確認した矢先、何の因果か同じ開放値であるズミルックスシリーズの中望遠レンズ 75mm F1.4 を第1〜2世代共に試す機会を得ました。
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M6 + SUMMILUX - M 75mm F1.4 x 2
左から第1世代(No. 315xxxx)、第2世代(No. 325xxxx)

大きなレンズ(キャノン TV 50mm F0.95 とか、クセノン 50mm F0.95、もちろんノクティルックスも...)には慣れていますが...、やっぱりフード付ける(引き出す)とそれなりにデカイですね。

開放F値でレンズ名を統一しているライカには、ズミルックス(開放値F1.4)シリーズとして 50mm・75mm の他に1961年からの歴史を持つ新旧の35mm(球面〜ASPH.)、さらに2008年9月には同開放値(F1.4)の新レンズ 21mm ASPH.・28mm ASPH. が新たに加わり、歴代ズミルックスファミリーには都合5つの焦点距離が存在することになります。
生産終了した75mm以外は全て非球面レンズ(ASPH.)を採用し、50mmに関してはフローティングシステムの導入をしながら進化を続けています。
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SUMMILUX 75mm F1.4(第1世代)(No. 315xxxx)
LEICA M8 + ISO160 + F1.4 + 1/2000s + UV/IR Filter

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SUMMILUX 75mm F1.4(第2世代)(No. 325xxxx)
LEICA M8 + ISO160 + F1.4 + 1/2000s + UV/IR Filter
panya-7 さ〜ん、ボケてて分りにくいですが、これが僕のAM-GT(1994)です。

歴代50mmズミルックスの描写からも、ライカレンズの選択は状態が良ければ旧タイプの物でも充分な描写性能を誇っていると思います。
強いて言うなら、新タイプの方が最短撮影距離が短いので、あらゆる場面で柔軟に対応出来るということになるでしょう。
今回も、ほとんど変わらない描写にライカレンズの安定性能を再々確認しつつ、僕にとっては外観が最優先しそうです...。
スミマセン、締まらない結論で...
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by andoodesign | 2009-07-19 16:07 | M&Lレンズ | Comments(18)

+ 2本の SUMMILUX 75mm F1.4

なぜかここに2本の 75mm F1.4 があります。
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SUMMILUX - M 75mm F1.4 x 2
左から第1世代(No. 315xxxx)、第2世代(No. 325xxxx)

1980年に発表された第1世代初期はフィルター径E58だったようですが、ここにある個体はE60です。
1世代目は合わせても2年間しか生産されなかったので、数はとても少ないようです。
ズミルックス75mmシリーズとしては1982年に2世代目にモデチェンジしていますが、こちらも既に生産終了しています。
どうもノクティルックスと硝材が同じだったようですので、コスト的に割が合わなかったんでしょうね...、それ以降は生産されていません。

75mm F1.4 兄弟であるこの2本の違いは、まず外観のデザイン。
第1世代は外付けフード(12539/第2世代ノクティルックスE60と同じ)なのに対し、第2世代はフード組込み。
機能的には最短撮影距離が90cmから75cm(指標は80cmまで)に変更されています。
理屈としては第2世代の75cmの方がより薄いピントを楽しめますが、レンジファインダーで被写界深度0.84cm(理論値)は正確なピントを決めるのはかなりキビシイです...。実際。
例えばポートレートなら顔の起伏にボケを作れるスペックですが...、実用的かどうかは?ですね。

で、せっかくなので M8 で描写比較をしてみました。(あぁ〜っ、引かないで〜...、下さい。)
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SUMMILUX 75mm F1.4(第1世代)(No. 315xxxx)
LEICA M8 + ISO160 + F1.4 + 1/125s + UV/IR Filter

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SUMMILUX 75mm F1.4(第2世代)(No. 325xxxx)
LEICA M8 + ISO160 + F1.4 + 1/125s + UV/IR Filter

双方90cm程の近距離ですが、M8でモニタ確認しながらでもまだ若干ズレてます...。
M6でこの比較は無意味だと思いますので、フルサイズでの確認はしません。
次回に続く...
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by andoodesign | 2009-07-18 23:05 | M&Lレンズ | Comments(10)

+ フィルムがダメならデジタルだ。

つーことで、今日はデジタルでお散歩写真です。
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「ブルーシート」
東京 初台
LEICA M8 + Canon TV Lens 50mm F0.95

フィルムカメラが続いていましたが、何も守らなきゃならないルールがあるわけじゃないんで、こんな日にはM8の出動です。
それに、そもそもここはM8メインのブログなんで...。
そういえば先日、ライカ銀座に行ったついでにM8のCCDクリーニングもして頂いたし。

正直、ここまで撮った写真に一喜一憂するようになるとは思ってなかったので、ちょと自分でも引いてるほどなんですが...、ここは素直に自分らしい写真が撮れるよう精進しましょう。
フォーマットは何でもござれ、デジタルでもフィルムでも。
もちろん、カメラ遊びの延長で、息抜きも大アリ、のマイペースぶりは変わらないと思いますけど...
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by andoodesign | 2009-06-12 23:53 | 写真 | Comments(6)

+ 今日は M-HEXANON 50mm F 1.2、明日は P. ANGENIEUX 90mm F1.8 TYPE P1。

昨日、何となくM-ヘキサノン 50mm F1.2 を引っぱり出してしまったので...、今日はその続きを。
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「椿」
M8 + M-HEXANON 50mm F1.2 LIMITED

F1.2の開放ではピント面は非常に浅いですが、ピントが合った部分に目立った滲みは見られず、大変シャープに写りますし、コントラストや色乗りも良いです。
ボケはとても素直でグルグルボケは殆ど感じません。
点光源や光沢部分には二線ボケが出るようですが、それほど激しいものでは無いようです。
レンズ構成(6群7枚の変形ガウス型)は第二世代のノクティルックスにとても似ていて、写りもそれに近いように感じます。

もう少し撮らないと何とも言えませんが、最短90cmや軽量な点はノクティルックスより有利ですので、これはこれで存在価値はあると思います。

で、今日、 P. アンジェニュー 90mm F1.8 TYPE P1 のポジが上がって来ましたので、ヘキサノン 50mm F1.2 はちょとお休みして、明日からフィルムでのアンジェニューをお送り出来ると思います。
とりあえず、フィルムは FUJI RVP100(Velvia)を使いました。
ちょと見たところ、それなりに写っているみたいなので、これからスキャンしてみます。
う〜ん、楽しみ〜っ!!
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by andoodesign | 2009-03-19 19:39 | 写真 | Comments(10)

+ M6 のこと。

最近、少しずつM6で撮るようにしています。
昨日の記事で登場したM6、10年ほど前に Tamarkin (ニューヨーク)で購入しました。
同時に揃えたのはズミクロン35mmF2.0(3世代)、超スタンダードなライカ入門セットでした。
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「ベル?」
M8 + P. ANGENIEUX PARIS 90mm F1.8 TYPE P1 L-mount

M6はTTL測光以前のモデルですが一応露出計が内蔵されていますので、ファインダー内の指標に従ってシャッタースピードダイヤルを回せば、簡単に露光時間を設定出来ます。
他のM6と違ってちょっと面白いところは、ファインダー倍率が0.85倍という地味〜な限定モデルというところ。
1998年にこのモデルが発売された後、M6はTTL世代に移行して行きます。
TTL機になることで、ボディサイズ(高さ)が2〜3mm大きくなることを嫌って、生意気にも元のサイズにこだわったわけです。
(M8ではさらに拡大したわけですから、だんだんと肥大していることになりますね...)

ファインダー倍率0.85倍は今となっては珍しくないですが、当時のM6標準は0.72倍でしたので、ちょっとだけ特別な仕様だったんです。
ファインダー倍率が上がったことで、28mmのファインダーフレームは省略されましたが、長焦点レンズのフレーミングが楽になります。
35mmでは、ほぼファインダーいっぱいにフレームが現れるので、空間にフレームが浮いて見える感覚は弱くなりました。

そこで、好都合なのが90mmレンズ。
今回のアンジェニューで実感しましたが、フレームが大きく、0.68倍のM8に比べて構図が取りやすいです。
M3の0.91倍ファインダーなら、もっと見やすいでしょうね...。

要は、新たな機材を仕入れない代わりに、在庫を活かそうというわけです...。
僕的には、フィルムへの興味も高まってますし。
久しぶりのM6散歩、電池切れで露出計使って撮ってます。
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by andoodesign | 2009-03-17 22:22 | 写真 | Comments(20)

+ 90mm F1.8 の被写界深度

アンジェニュー 90mm F1.8(ライカ スクリューマウント仕様)の最短撮影距離は5feet(約1.5m)。
開放F1.8で1.5m先の被写体を撮影した場合、ピントが合う範囲は焦点位置(フィルム面から1.5m先)から手前に1.49cm、後方に1.52cmで、被写界深度は約3cmになります。
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「M6, Noctilux, and some Cartier-Bresson's books」
撮影:M8 + P. ANGENIEUX PARIS 90mm F1.8 TYPE P1 L-mount

同じ 90mm F1.8 TYPE P1 でもエキザクタマウント仕様のレンズは最短3feet(約90cm)らしいです。
なぜ、ライカマウント仕様が最短1.5mで製造されたのか、僕には知る由もないのですが...、
一眼レフとレンジファインダーの合焦構造の差から、あまりに浅い被写界深度でのピント合わせは現実的でないと判断したのでは...、と想像してます。
なにせ、劇的にピント精度が向上したM3登場(1954年)以前のレンズなのです。
(そう考えると、1935年に誕生したタンバールって物凄いですね...。)

そこで、理論上の被写界深度を計算してみました。
もし、このレンズの最短撮影距離が1mだとして...、開放F1.8で撮影した場合、ピントが合う範囲は焦点位置から前後合計で1.33cmの被写界深度になります。
さらに、撮影距離90cmで計算すると...、被写界深度はなんと1.08cmです...!

因に、ノクティルックス 50mm F 1.0 で開放最短1m撮影では、被写界深度2.4cm。
ついでに、キャノンやクセノンなどの 50mm F0.95 開放1m撮影で、被写界深度2.28cmです。
(※ 以上の計算は35mmフィルムサイズでの撮影を前提にしています。)

いかに90mmF1.8の被写界深度が浅いかを確認することが出来ました。
実質1cmの深度って実用的なのかな、と思いつつ...
スペック的にはやはり最短90cmは羨ましいのです。

こんなこと気にしてる人間って...
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by andoodesign | 2009-03-16 18:29 | 写真 | Comments(10)

+ the twilight hour

2004年夏、マンハッタンに半年ほどの長期滞在していた僕は、ある日SOHOの映画館で日本映画を見ました。
日本では2002年に公開された「たそがれ清兵衛」です。
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「twilight」
M8 + P. ANGENIEUX PARIS 90mm F1.8 TYPE P1 L-mount

山田洋次監督が藤沢周平の短編小説「たそがれ清兵衛」のほか、「竹光始末」「祝い人助八」を原作として脚本に仕立て、製作した時代劇です。
2002年度の日本アカデミー賞を受賞している映画なのでご覧になった方も多いはず。
上映は吹き替え無しの英語字幕ですから、まったく問題なく鑑賞できます。
笑いを誘うシーンでは英語字幕より先に笑えるという、日本で洋画を見る時とは逆の現象が面白かったのを覚えています。(もちろん内容も...)

で、印象的で忘れられないのが、現地でのタイトルが「Twilight Samurai」だったこと。
直訳で「たそがれ侍」ということになりますが、英語圏の人々に「Seibei」と侍の名を伝えても何のことだか解らないでしょうから、英語圏でも通用している肩書き「Samurai」としたのも当然と言えば当然ですね。
それ以来「トワイライト」(たそがれ)という単語を耳にすると、どうしても「Twilight Samurai」を思い出してしいます...
...、そういえば、「Twilight Zone」というのも流行りました。

「黄昏時」なんてキザな言葉、今どきなかなか使わないですね...。
で、「the twilight hour」ときたら「ザ・マジックアワー」でしょうか。
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by andoodesign | 2009-03-15 17:03 | 写真 | Comments(10)

+ 大口径は黄昏時に。

雨上がりの夕方、車のライトが灯り始めた頃。
明るすぎず、暗すぎず、開放F1.8を安心して使える時間帯です。
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「黄昏時」
M8 + P. ANGENIEUX PARIS 90mm F1.8 TYPE P1 L-mount

P. アンジェニュー 90mm F1.8 をM8で使用するためには、やはりUV/IR カットフィルターが必要です。
(情報収集と経験の結果、50mm以上のレンズには6ビットコードは不要です。)
都合の良いことに、付属していたアフターマーケットのフード(米Tiffen)には、球面ズミルックス35mmのフードと同じように シリーズ 7 フィルターを組み入れることが出来ます。
球面ズミルックス用に用意した シリーズ 7 のUV/IRカットフィルターは手元にあったので、何も買い足すことなく、これを組込んで準備完了です。(なので、始めから使ってます。)

因に、P. アンジェニュー 90mm F1.8 のフィルターネジ径は約57mm(正確には56.7mm)です。
市販の汎用フィルターやネジ込式みフードは無さそうです。
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by andoodesign | 2009-03-14 20:48 | 写真 | Comments(14)

+ 雨のち晴れ。

昨夜の暴風雨は凄かった。
恐いくらいに強い風が吹き荒れていたので、落ち着いて寝られませんでした。
住まいの古いマンションは窓ガラスが薄く、当然雨戸も無いので、風圧でガラスが割れるんじゃないかと...
朝方にようやく風は収まり、午後になって雨も止んだようで、一安心です。(ちょとオーバーかな?)
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「配水管」
M8 + P. ANGENIEUX PARIS 90mm F1.8 TYPE P1 L-mount

我が家の犬、日課の散歩は雨が降ろうが雪が降ろうが(雪が降ったら楽しいですが)絶対に欠かしません。
ずぶ濡れになっても平気で歩きます。
雨の日、僕はカッパを着て一緒に歩きます。
億劫な日もありますが、こればっかりは休めません。
部屋に戻ってタオルを見せると、その中に飛び込んで来ます。
あ〜、めんどくせ〜。と思いながらも、幸せだったりするんですよね。
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by andoodesign | 2009-03-14 15:21 | 写真 | Comments(4)

+ P. ANGENIEUX PARIS 90mm F1.8 TYPE P1 試写の巻 その3

M8なので、即日の撮って出し。
フィルムにも興味が出て来ているので、とりあえずの試写の巻は3回。で、今後はぼちぼち行きます。
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「すいがら入れ」
M8 + P. ANGENIEUX PARIS 90mm F1.8 TYPE P1 L-mount

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「竹垣」
M8 + P. ANGENIEUX PARIS 90mm F1.8 TYPE P1 L-mount

今回は色。
「すいがら入れ」の赤、そして「竹垣」の緑。
出来るだけデータに手を加えず、記録されたままウェブ用に保存しようと心がけてますが、なかなかイメージのままズバリというわけには行きませんね。
これは今回に限らず、ずーっと感じていることです。
「緑」はかなり見た目に近く再現されていますが、実際の「赤」はもっと彩度が高いです。
(と言っても、あくまで僕のモニタですけど...)

色再現というのは、デジタルにした段階でかなりアバウトな存在になりますので、ある程度振れ幅を想定して判断なければなりません。
RAWからJPEGへの変換保存はもとより、自分のモニタで「よし」としても、OSやブラウザによっても明暗や彩度にかなり差が出るからです。
僕はMacOSでフォトショップを使ってWeb用に画像修正し、Safariで投稿しています。
他にflickrなどで都合が良いFirefoxもブラウジングに使用します。
僕は新旧4台のモニタ(含ラップトップ Mac)を使ってますので、時々それぞれのモニタで色再現をチェックすることがありますが、発色や明るさの違いに愕然とすることしばしば。
当然、WindowsとMacOSとの違いもあります。
モニタの性能やカラー設定も影響大です。
なので、わざと各モニタの設定をハイトーンにしたり、アンダーにしたりして比較し、ある程度どちらに転んでも(僕の主観で)見るに耐えるようにしているつもりです。
が、どこまでも結果は未知です。
もっと言うと、同じモニタでも日中の周囲が明るい時間帯と夜とでも印象が違ったりしますから...。
デジタルは実体が無い分、再現過程が重要ですよね...
そのあたりは既に議論されつくされた感がありますが、やっぱり気になるんです。

おっと、アンジェニューの試写から話が外れました。
やっぱり全体的に発色は渋めになりますが、コントラストは開放でもしっかり出ています。
ボケの具合は本当に暴れが無く、前後とも安定感ありますよね。
チャンスがあったら、どこまでグルグルボケするか試してみます。
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by andoodesign | 2009-03-13 20:03 | M&Lレンズ | Comments(8)