I live on the 8th floor... ライカM8で観た景色 by andoodesign

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+ Velvia 50

少し涼しい七月の最終日。
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「長靴とホース」
東京 神山町
Leica M6 0.85HM + NOCTILUX 50mm F1.0 (E60 / 2nd) + FUJI Velvia 50

一週とばしてしまったラボ通いのせいか、フィルムのペースが落ちている。
炎天下にカメラを持って散歩する気力は無く、外出しても一枚も撮らずに帰る日もある。
ノクティルックスが戻ってからM6にはずっとこのレンズが付いたままだ。
相変わらず開放F1.0しか使っていない。
M6の1/1000sでは夏の光は明る過ぎる。
感度が低いISO50のポジフィルムを試してみた。
やっぱりベルビアはコントラストが高いけど、この写りは嫌いじゃない。
これで少しはその気になれるかな。

ああ...、明日は8月。
僕にとっては、いよいよ地味な夏です。
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by andoodesign | 2009-07-31 19:45 | 写真 | Comments(10)

+ 操上和美さんのライカM4(ブラックペイント)

先日、ライカ銀座店に行った際、写真家・操上和美(くりがみかずみ)氏の写真展「Diary」を観ました。
操上氏は広告業界でスチール写真の巨匠として知られる写真家です。
今年の春には73歳にして初の監督作品となる映画「ゼラチンシルバーLOVE」を公開しました。
(まだ観てないんです...、ワタシ。)
ギャラリーに展示された14点のモノクロ作品には氏のオフィスがある白金でのカットも多く、日常の視点が感じられるゆったりした空気の写真展でした。
プリンター・久保元幸氏によるプリントも素晴しく(と言っても、アナログプリントのこと良く知らないんですが...)、写真本来の魅力を改めて感じることが出来ました。

そして...、写真作品の完成度も然ることながら、僕の目を惹き付けたのがガラスケースに収められているとっても使い込まれた黒塗りのM4とズミクロン35mmです。
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「操上氏のM4」
銀座ライカギャラリーにて

M型ライカ(フィルム)はM6しか使ったことが使ったことがない僕、ちょい借りしたM3のファインダーのクリアさやシャッター音の静かさに感動した経験はありますが...
M4ブラックペイント...、このカッコ良さには衝撃を受けました...。

この存在感...、きっと30〜40年使い続けた結果でしょうね。
上記映画作品「ゼラチンシルバーLOVE」では主役の永瀬正敏さんがこのM4を使用する場面も見られるそうです。
あー、観なきゃ...(もちろん、M4見たさだけじゃなく...)

操上和美 写真展「Diary」
期間:2009年7月24日~10月18日
会場:ライカ銀座店2階(東京都中央区銀座6-4-1)

※ M4の画像はギャラリーに許可を得て撮りましたが、不都合がありましたらお知らせ下さい。
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by andoodesign | 2009-07-28 16:18 | 他のライカ | Comments(22)

+ 快晴の週末

いやー、今日は暑かった。
とっくに通り過ぎてしまった話題ですが、こんな快晴の日に改めて「皆既日食」を思い返しました。
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「木漏れ日」
Leica M8 + NOCTILUX 50mm F1.0 (E60 / 2nd)

曇天の東京に居た僕には縁が無かった皆既日食。
当日(2009年7月22日)、晴れていたら都内でも部分日食が確認出来るはずでした。
きっと7割ほど欠けた太陽は綺麗な三日月形に見えたでしょう。
とは言え、「見えたらいいな...」程度の感覚だったので見る努力はまったくしなかったんですが、1つだけ期待していたことがあります。
それは「木漏れ日」。
部分日食の最中、欠けた太陽の光は木々の隙間を通過して地表に三日月形のシルエットとなって投影される...、という前情報があったからです。
太陽を直接撮影出来そうな機材を何一つ持っていない僕でも、地表のシルエットぐらいは撮れるかも...、と思ったからです。

快晴の今日、木漏れ日が綺麗な散歩コースを歩きました。
円形に投影される木漏れ日を見て改めて感じます。
綺麗な木漏れ日、このままでもステキだけど、この光が全て三日月形だったら楽しいだろうな...。
三日月形の光が風に揺れる木々と一緒にきらめく光景を想像するだけで...、ウキウキしますね〜。
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by andoodesign | 2009-07-26 19:26 | 写真 | Comments(22)

+ NOCTILUX が帰って来た

ライカジャパンでのオーバーホールを受けて、1ヶ月半ぶりにノクティルックスが手元に戻って来た。
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「段差あり注意」
Leica M8 + NOCTILUX 50mm F1.0 (E60 / 2nd)

同時に6ビットコード対応のためのマウント交換も済ませ、レンズ検知OFFで使って来たM8との組合せで6ビット対応の撮影が可能になった。
正直、焦点距離50mm以上のレンズに対して6ビットコードがどのくらい有効なのか実感したことがありませんでしたが、オーバーホールの結果も相まって、とてもスッキリした描写になったように感じます。(気のせいかも...)
何れにしても、UV/IRフィルターや6ビットコードを併用することで、M8はライカ純正基準の撮影条件を揃えたことになるわけで...
わざわざそれらを外して撮影する理由は見当たらないので、このまま有効に活用しよう。
やはりM8の場合はフルサイズに比べて大人しい写りになりますが、それはそれで楽しみたいと思います。
逆にフィルム撮影の場合はUV/IRフィルタを外し、フィルター無しまたはUVaフィルター等に交換する方が色再現が良いようですね。

ま、とりあえずスッキリしましたよ〜。
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by andoodesign | 2009-07-26 02:10 | 写真 | Comments(6)

+ 曇りのち晴れのち曇りのち雨...

はっきりしない天候が続いていると思ったら、どうやら未だに梅雨前線が居座っているようです。
太平洋高気圧が勢力を増し、梅雨前線を北に押し上げた状態で安定したら「梅雨明け」と言うらしいですが、そもそも「梅雨」の定義自体が抽象的なので実は今もまだ梅雨と言えるのかもしれません。
実際に一度宣言した梅雨明けの日付を変更したり、はっきりと特定しない年もあるようですし...。
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「室内」
Leica M8 + Leitz Xenon f=5cm 1:1.5(No.28xxxx)

今日は、ライカジャパンからノクティルックス (E60 / 2nd) オーバーホール完了の連絡が来た。
仕上がりはちょと遅れたけど、その間は素敵なレンズ達が居てくれたので退屈は無かった。
土曜日には再会出来るかな。
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by andoodesign | 2009-07-23 23:10 | 写真 | Comments(14)

+ ズマリットの角形フード

ズマリット(SUMMARIT 50mm F1.5)にはコードネーム XOONS という角型(正確には8角形)のフードが用意されています。
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左から Leitz Xenon 50mm F1.5、Summarit 50mm F1.5、SUMMILUX 50mm F1.4 (1st)
(no.28xxxx / 1936年)、(no.109xxxx / 1953年)、(1st. / no.164xxxx /1959年 )

この角形フード、表記ではズマリット専用ですが、ネジ止式で同サイズなのでそのまま1世代前のクセノンにも装着できます。
縮面塗装でレトロ感ばっちりです。
本来、この世代のレンズならバルナック型に合わせないといけませんね...(M3も持ってないし...、ここはM6でガマンです。)
初代ズミルックスになると丸形のクリップ式フード XOOIM (12521) になりますが、これも縮面塗装でカッコイイです。
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「iPhone」
Leica M8 + Leitz Xenon f=5cm 1:1.5(No.28xxxx)

発表初年度(1936年)のクセノンですが、次世代のズマリット共にうっすら紫色のコーティングが施されています。詳細は不明。
逆光でもフードのおかげで少し斜に構えればなんとか踏ん張って描写性能を発揮してくれます。
もちろん、それなりに収差が顔を出しますが、特に嫌みな印象はありません。
描写の質はレンズの状態(個体差)によってかなり違うらしいので、ご参考程度です。

2009/07/22、東京は曇り空。あぁ〜皆既日食、終わっちゃいました...。
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by andoodesign | 2009-07-22 18:36 | 写真 | Comments(12)

+ Leitz Xenon and Summarit f=5cm 1:1.5

ズミルックス 50mm F1.4 の歴史をさらに遡ると、1936年にシュナイダーからライセンスを得て発表された ライツ・クセノン 50mm F1.5 に辿り着きます。
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左から Leitz Xenon 50mm F1.5、Summarit 50mm F1.5、SUMMILUX 50mm F1.4 (1st)
(no.28xxxx / 1936年)、(no.109xxxx / 1953年)、(1st. / no.164xxxx /1959年 )

上の三本、名前こそ違いますが純血の兄弟、レンズ構成は同じ(5群7枚のガウス型)です。
コーティングや硝材を改良し描写性能を向上させながら、クセノンはズマリット、そしてズミルックスへと進化しました。

写真のクセノンは1936年製造で発売初年度の物のようです。
前玉の周囲には「Leitz Xenon f=5cm 1:1.5 no.28xxxx DRPa Taylor-Hobson British Patent 373950 and U.S.Patent 2019985」と刻印が入り、イギリスでクセノンの特許権を所有していたテイラー&ホブソン社の社名と英米でのパテントナンバーが記されています。
1936年には同レンズを改良しズマリットの名でライツF1.5の大口径レンズ座が引き継がれました。
このズマリットはスクリューマウントですが、M3登場に合わせてMマウント仕様も少数存在するようです。
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Leitz Xenon f=5cm 1:1.5(No.28xxxx)

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Summarit f=5cm 1:1.5(No.1099317)

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SUMMILUX - M 50mm F1.4 第2世代(No.257xxxx)
以上、すべて Leica M8 + ISO160 + 開放(F1.5 or 1.4) + 1/1500s + UVa Finter + フード有り
ズミルックスに関しては敢えて平均的な描写だった第2世代で比較しました。

クセノンは73歳の熟年レンズ。ズマリットでも56歳。
コーテングが未熟なせいか逆光にはとても弱く、レンズ正面から光を受けると画面全体が霞がかかったような写真になります。
ズマリットには専用のしっかりした角形フードが用意されていて、この時代のレンズにはフードがとても重要な装備だと感じます。
オールドレンズに個体差は付きもので、物によっては開放でのフレアが出たり画面周辺がソフトフォーカスのようにボケたりするそうですが、フードを付けて安定した光の条件下なら、これらの個体は開放からとてもクリアに描写するようです。
この三本ではズミルックスに安定感を感じますが、良い状態を保っているレンズなら、73年前のレンズでもしっかり仕事をこなせるということが分ります。
ライカ(シュナイダー?)の技術は、やっぱり凄いです...。
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by andoodesign | 2009-07-22 16:57 | M&Lレンズ | Comments(12)

+ 連休は淡々と...

やっぱり比較作例を撮るのは面倒くさいので、今後はレンズそれぞれの個性をお散歩写真で楽しみたいと思います。
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「壁」
東京 代々木
LEICA M6 0.85 HM + SUMMILUX 75mm F1.4(第1世代 E60) + KODAK EKTAR 100

ズミルックス 75mm F1.4 の描写、ノクティルックス 50mm F1.0 のような強い口径食は無くフルサイズ(フィルム)でも充分な周辺光量を確保しています。
逆に特徴的なクセ(個性)は弱いので、大変整った描写です。
その分、熱烈なファンは少ないような気がしますが、75mmという他に無い焦点距離にF1.4の大口径、そして、ほど良いキレに極薄ピント。
この通りデカイ図体と重さ(?)を支える気力さえあれば、とても使えるレンズだと思います。

...と、思い立ち、現物の重さを計ってみたら...
なんと、第1世代が約530g、第2世代が約620g(双方ともフード込み/前後キャップ外し)!
その差 90g !、この差をどう感じるかは人それぞれだとは思いますが、いろいろ考えちゃいますね...

さて、ズミルックス 75mm F1.4 (I~II) の本体レポートはこれで終り。
次は ズミルックス 50mm のご先祖様を検証します。
ほんと、アホですね...
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by andoodesign | 2009-07-20 19:02 | 写真 | Comments(18)

+ 2本の SUMMILUX 75mm F1.4 その2

歴代の50mmズミルックスの描写比較でライカレンズの安定感を再確認した矢先、何の因果か同じ開放値であるズミルックスシリーズの中望遠レンズ 75mm F1.4 を第1〜2世代共に試す機会を得ました。
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M6 + SUMMILUX - M 75mm F1.4 x 2
左から第1世代(No. 315xxxx)、第2世代(No. 325xxxx)

大きなレンズ(キャノン TV 50mm F0.95 とか、クセノン 50mm F0.95、もちろんノクティルックスも...)には慣れていますが...、やっぱりフード付ける(引き出す)とそれなりにデカイですね。

開放F値でレンズ名を統一しているライカには、ズミルックス(開放値F1.4)シリーズとして 50mm・75mm の他に1961年からの歴史を持つ新旧の35mm(球面〜ASPH.)、さらに2008年9月には同開放値(F1.4)の新レンズ 21mm ASPH.・28mm ASPH. が新たに加わり、歴代ズミルックスファミリーには都合5つの焦点距離が存在することになります。
生産終了した75mm以外は全て非球面レンズ(ASPH.)を採用し、50mmに関してはフローティングシステムの導入をしながら進化を続けています。
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SUMMILUX 75mm F1.4(第1世代)(No. 315xxxx)
LEICA M8 + ISO160 + F1.4 + 1/2000s + UV/IR Filter

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SUMMILUX 75mm F1.4(第2世代)(No. 325xxxx)
LEICA M8 + ISO160 + F1.4 + 1/2000s + UV/IR Filter
panya-7 さ〜ん、ボケてて分りにくいですが、これが僕のAM-GT(1994)です。

歴代50mmズミルックスの描写からも、ライカレンズの選択は状態が良ければ旧タイプの物でも充分な描写性能を誇っていると思います。
強いて言うなら、新タイプの方が最短撮影距離が短いので、あらゆる場面で柔軟に対応出来るということになるでしょう。
今回も、ほとんど変わらない描写にライカレンズの安定性能を再々確認しつつ、僕にとっては外観が最優先しそうです...。
スミマセン、締まらない結論で...
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by andoodesign | 2009-07-19 16:07 | M&Lレンズ | Comments(18)

+ 2本の SUMMILUX 75mm F1.4

なぜかここに2本の 75mm F1.4 があります。
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SUMMILUX - M 75mm F1.4 x 2
左から第1世代(No. 315xxxx)、第2世代(No. 325xxxx)

1980年に発表された第1世代初期はフィルター径E58だったようですが、ここにある個体はE60です。
1世代目は合わせても2年間しか生産されなかったので、数はとても少ないようです。
ズミルックス75mmシリーズとしては1982年に2世代目にモデチェンジしていますが、こちらも既に生産終了しています。
どうもノクティルックスと硝材が同じだったようですので、コスト的に割が合わなかったんでしょうね...、それ以降は生産されていません。

75mm F1.4 兄弟であるこの2本の違いは、まず外観のデザイン。
第1世代は外付けフード(12539/第2世代ノクティルックスE60と同じ)なのに対し、第2世代はフード組込み。
機能的には最短撮影距離が90cmから75cm(指標は80cmまで)に変更されています。
理屈としては第2世代の75cmの方がより薄いピントを楽しめますが、レンジファインダーで被写界深度0.84cm(理論値)は正確なピントを決めるのはかなりキビシイです...。実際。
例えばポートレートなら顔の起伏にボケを作れるスペックですが...、実用的かどうかは?ですね。

で、せっかくなので M8 で描写比較をしてみました。(あぁ〜っ、引かないで〜...、下さい。)
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SUMMILUX 75mm F1.4(第1世代)(No. 315xxxx)
LEICA M8 + ISO160 + F1.4 + 1/125s + UV/IR Filter

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SUMMILUX 75mm F1.4(第2世代)(No. 325xxxx)
LEICA M8 + ISO160 + F1.4 + 1/125s + UV/IR Filter

双方90cm程の近距離ですが、M8でモニタ確認しながらでもまだ若干ズレてます...。
M6でこの比較は無意味だと思いますので、フルサイズでの確認はしません。
次回に続く...
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by andoodesign | 2009-07-18 23:05 | M&Lレンズ | Comments(10)