+ 今さらですが、フィルムとCCDサイズの違いを実感。
LEICA M6 0.85 HM + P. ANGENIEUX 90mm F1.8 TYPE P1 + FUJI RVP100
記事の内容は、フォーサーズ規格の Digilux 3 で35mmフィルムとのサイズ比較をしていないのはなぜか...?云々...といった趣旨の質問に対しての答えです。
で、図解された各フォーマットの大きさ比較が以下。
図は LFI より拝借
数値としては既に何度も確認していましたので、いまさらな内容なんですが...、
こうして見ると、せっかくのMマウントレンズを端まで使い切らないともったいない...、という気がして来ます。
ニコンやキャノンのデジタル一眼がフルサイズに淘汰されていく理由は明白ですね。
逆に、CCDサイズが小さい新機種の開発ではメリットも沢山あります。
CCDが小さくても充分な画質を得られるようになったことが、カメラ設計の幅を広げていると言えます。
例えば、昨年秋に発売開始されたマイクロフォーサーズ規格の LUMIX G1。
一眼レフのミラーを省いた構造を持ち、フランジバックが短いレンズを装着出来ることから、ライカMマウントやシネCマウント用のアダプターが開発されて、一部の方々の間でかなり盛り上がっている様子です。
従来のライカMマウントレンズが流用可能で、しかもレンジファインダーでは実現しなかったライブビューが可能になったことは、たいへん興味深い事実です。
ノクティルックスのライブビューって面白いだろうな〜、と想像するとウキウキするのであります。
さらに、Cマウントレンズは元来イメージサークルが小さいので、マイクロフォーサーズへの転用は大変有効な利用方法だと思います。
ただ、Mマウントレンズの場合には、上の図のようにフルサイズのイメージサークルの中央部を切り取ったかたちで撮影されるので、レンズの魅力を活かしきっているとは言えないわけです。
僕自身に関しては...、G1の外観にちょと抵抗があること、現時点で1機種しか選択肢が無いこと、などからマイクロフォーサーズの魅力を感じつつ進出を見送ってる次第で、現時点ではMレンズをデジタルで使うにはM8がベストだと思います。
...と、話がそれましたが、フィルムサイズを目視出来たことで、フルサイズの魅力を再確認したわけです。
M6で撮影した今日の「タンポポ」も、仮にM8で撮影し周囲の口径食や非点収差が見えなくなったら、アッサリ(スッキリ?)した絵になるわけですから...。
フィルムとデジタルに関しては、場によって都合の良い機材を使えばどちらもOK、と考えているので、優劣の観点は持っていません...。念のため。