+ 自然光への敬意
「そこがたとえ暗がりであっても、フラッシュ撮影をしてはならない。それは自然光への敬意でもある。」
まあ、世の中にはフラッシュ撮影した傑作も存在するので、素人が偏った価値観でモノを見てはいけないと思いますが、偉大な写真家の一つの結論としては大いに共感出来る言葉です。
絵を描く者なら誰しもがモチーフ或いはモデルの陰影を自然光で描きたいと考えるでしょう。
ストリート・フォトグラファーも然り、偶然通りかかった場所で、偶然その時間に作られた光と影がとても劇的に見えることがあります。
夜の街灯やロウソクの光など、太陽の光でない環境光も独特の空間を演出します。
そんな瞬間をお気に入りの大口径レンズで撮ってみたい!
フィルムの感度に限界があった時代は、昼間が撮影の時間だったでしょうね。
今は、感度の良いフィルム、性能の良い明るいレンズ、さらに輪をかけて感度の良いデジタルカメラが存在するので、特別ば場合を除きフラッシュは必要なくなりました。
僕もフラッシュ撮影することは殆どありません。
でも、これを「自然光への敬意」と意識したことはありませんでした。
今後は自然光(環境光)の有難さを少しでも意識してシャッターを押せるようになりたいと思います。